新卒で入社してしばらく経つと、「同期はもう仕事を任されているのに、自分はまだ…」と落ち込んでしまうことはありませんか?
「周りについていけない」「自分だけ遅れている気がする」と感じて、不安になる方も多いと思います。
「このまま評価が下がるのでは?」
「自分だけ遅れている気がする…」
人事の私は、そんな悩みを新卒の定期面談で実際に相談されることも少なくありません。
今回は、人事の立場から「同期と比べて落ち込む新卒の不安」について、本音でお話しします。
新卒で周りについていけないと感じるのはよくあること
新卒は、同じスタートラインに立っているからこそ、差が見えやすい環境です。
- 同期が先に仕事を覚えている
- 上司との関係性が違う
- 任される業務量に差がある
- 研修の理解度が違う
こうした違いが目に入りやすく、「自分だけ遅れている」と感じてしまいます。
でも、これは本当に多くの新卒が感じる不安です。むしろ、何も感じていない方が少ないかもしれません。
人事の本音|最初の数ヶ月〜1年は個人差が大きい
私自身、新卒の定期面談で「同期と比べて落ち込んでいる」という相談を受けたことがあります。
話を聞くと、確かに同期の方が業務の吸収が早く、任される仕事も増えていました。
ただ、人事として感じているのは、仕事に慣れるまでの最初の数ヶ月から1年は、個人差がとても大きいということです。
理解のスピードや得意分野は人それぞれ違いますし、配属先や上司との関係性によっても状況は変わります。
この時期の差は、決してその後の評価を決定づけるものではありません。
入社2〜3年後に逆転するケースは多い
実際に、入社当初は同期との差に悩んでいた社員が、数年後に一番活躍しているというケースも珍しくありません。
最初は時間がかかっても、着実に理解を深めていく人の方が、後から大きく伸びることも多いのです。
スタートダッシュが遅れたとしても、その後の努力次第でいくらでも挽回できます。
むしろ、悩みながらも一つひとつ積み上げてきた経験が、後の成長につながることもありますよ。
人事が新卒に求めているのはスピードではない
新卒に対して、私たちが重視しているのは、業務のスピードではありません。
それよりも大切にしているのは、次のような姿勢です。
- 素直に教わったことを吸収できるか
- 分からないことをそのままにしないか
- 一生懸命仕事に向き合っているか
- 周囲と協力しようとする姿勢があるか
こうしたひたむきな姿は、組織にも良い影響を与えます。
短期間で結果を出すことよりも、基礎をしっかり身につけることの方が、長い目で見て評価されることが多いのです。
同期と比べて不安なときに意識したいこと
同期と比較して落ち込んだときは、次のことを意識してみてください。
- 比較するなら「昨日の自分」と比べる
- 小さな成長に目を向ける
- 分からないことは早めに質問する
少しずつでも前に進んでいれば、それで十分◎
もし余裕があれば、1日の終わりに「今日できたこと」を1つ書き出してみるのもおすすめです。
周囲のペースではなく、自分のペースで成長していくことが何より大切ですよ。
それでも不安が強いなら
どうしても不安が強い場合は、上司や人事との面談を活用するのも一つの方法です。
自分の状況を客観的に見てもらうことで、必要以上に落ち込んでいたことに気づく場合もあります。
また、業務内容や環境が合っていない可能性もゼロではありません。
一人で抱え込まず、誰かに相談することも大切です。
まとめ
同期と比べて落ち込むのは、新卒にとって自然なことです。
「このまま差が開いてしまうのでは?」と不安になる方も多いですが、
最初の数ヶ月〜1年の差が、そのまま将来の評価につながるわけではありません。
スタートダッシュが遅れても、後からいくらでも取り戻すことができます。
人事はスピードではなく、素直さや成長しようとする姿勢を見ています。
焦らず、自分のペースで積み上げていきましょう。

