「志望動機を書こうと思っても、全然思いつかない…」
「志望度が高いはずなのに、なんでこの会社を選んだのかうまく言葉にできない」
そんな悩みを抱える転職者は本当に多いです。
現役人事として面接の現場に立っている私から見ても、志望動機は多くの人がつまずく“定番の壁”です。
この記事では、人事が志望動機で本当に見ているポイントや、思いつかないときの整理法、伝わるフレームワーク、NG例と改善例まで徹底解説します。
最後まで読めば、「志望動機が思いつかない…」から「書ける!」に変わるはずです◎
人事が志望動機でチェックする3つのポイント
まずは「人事が志望動機で何を見ているのか」を知ることから始めましょう。
志望動機に完璧さは求められていませんが、最低限おさえるべきポイントはあります。
- 共感:企業や業界に興味を持った理由
- 強み:自分の経験やスキルがどう活きるか
- 将来像:入社後どんな成長や貢献をしたいか
この3点が入っていれば、内容はシンプルでも人事に伝わります。逆に、この3点が欠けていると「なんとなく応募したのかな?」と感じられてしまうのです。
志望動機が思いつかないときの整理法
志望動機が出てこないのは、「考えがない」のではなく「言葉にできていない」だけです。以下のステップで整理してみましょう。
- 自己分析:これまで頑張ったことや大切にしてきた価値観を書き出す
- 企業研究:会社HP、採用ページ、ニュース記事、IR情報から特徴をピックアップ
- 転職理由の棚卸し:「なぜ転職したいのか」→「だから御社を選んだ」に繋げる
例えば「成長できる環境に身を置きたい」という転職理由なら、企業研究で「研修制度が充実している会社」と繋げれば立派な志望動機になります。
また、ミイダスのコンピテンシー診断などの無料診断ツールを活用すれば、自分の強みや価値観を客観的に整理できます。
私自身もミイダスのコンピテンシー診断を受けてみたので、
よかったらこちらの記事も読んでみてくださいね。
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伝わる志望動機のフレームワーク
志望動機をスラスラ書けるようになるために、シンプルなフレームを紹介します。
- きっかけ:なぜその会社・業界に興味を持ったのか
- 強みの接点:自分の経験やスキルがどう活きるのか
- 将来像:入社後にどう成長し、貢献したいのか
これを文章にすると以下のようになります。
例:20代・未経験からIT業界へ
「もともとITを使って人の仕事を効率化することに興味があり、御社のサービスが幅広い業界で導入されている点に魅力を感じました。
前職では販売職としてお客様対応を行い、傾聴力と説明力を培ってきました。これらの強みを活かし、御社のサービスをより多くの顧客に届ける役割を担いたいです。
将来的には、導入サポートだけでなく課題解決型の提案ができるよう成長していきたいと考えています。」
例:30代・経験者としてキャリアアップ
「人事として5年間採用業務を経験してきましたが、その中で特に人材育成の重要性を強く感じるようになりました。
御社が教育研修事業を通じて若手人材の育成に力を入れている点に共感し、ぜひ携わりたいと思っています。
自分の採用経験を活かしながら、教育の仕組みづくりや研修設計にもチャレンジし、御社の成長に貢献したいです。」
NGな志望動機の例と改善方法
実際によくあるNG志望動機と、それをどう改善すれば良いかを見てみましょう。
- NG:「御社の安定性に魅力を感じました」→ 抽象的すぎる
- 改善:「安定した基盤の上で、新規事業に挑戦している姿勢に惹かれました。特に○○事業は私の経験を活かせると感じています」
- NG:「給料が良いから応募しました」→ 本音でもそのままはNG
- 改善:「待遇面の安心感もありますが、それ以上に成果を正当に評価する制度に共感しました。自分の努力を成果に変えて事業発展に貢献したいです」
つまり、本音をベースにしつつ「企業の特徴」と「自分の強み」に絡めることで、印象は大きく変わります。
面接で志望動機を話すときのコツ
書類に書いた志望動機は、面接で必ず深掘りされます。ここで差がつくので、以下のポイントを意識しましょう。
- 暗記ではなく「要点」をメモにまとめる⇒暗記は面接でほぼバレます!
- 表情や声のトーンも「誠実さ」を伝える要素
- 想定される質問:「なぜ当社?」「他社ではなく?」に答えられるよう準備する
特に「他社ではなく当社を選んだ理由」は差別化が出やすい部分。
企業研究で掘り下げたポイントを盛り込むと説得力が高まります。
志望する会社の強みを絡めて、答えられるようにしましょう。
まとめ:志望動機は“共感+強み+将来像”で作れる
志望動機は、立派なエピソードでなくても大丈夫です。
大切なのは「なぜその会社を選んだのか」を、自分の言葉で整理できているかどうか。
「共感・強み・将来像」この3つを意識すれば、必ず筋の通った志望動機になります。
また、志望動機が弱いと感じても落ち込む必要はありません。
書類や面接では、他の部分(経験・スキル・人柄)で十分にカバーできます。
自分なりの言葉で誠実に伝えること、それが何より評価されます。
転職活動をサポートしてくれるサービスを活用しよう
志望動機を考えるのは一人だと難しいもの。そんなときは転職エージェントを活用するとプロのサポートが受けられます。
特に、自己分析や志望動機のブラッシュアップは第三者に見てもらうと一気に進みます。
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