「しっかり話せたと思ったのに、なぜか面接に落ちた…」
そんな経験はありませんか？もしかすると、あなたのその発言が“NG回答”だったのかもしれません。
面接では、内容そのものよりも「どう伝わったか」が大きなポイントになります。
意外とやりがちだけど、面接官にマイナス印象を与えてしまう回答があるんです…
この記事では、現役人事の視点から「面接でよくあるNG回答5選」と、その理由・改善ポイントを具体的にご紹介します。
言い回しを少し変えるだけで、あなたの印象は大きく変わりますよ！
NG回答その1：「特にありません（逆質問なし）」
面接の終盤、「何か質問はありますか？」と聞かれる逆質問の場面。
ここで「特にありません」と答えてしまうと、意欲や準備不足と受け取られてしまいます。
なぜNG？
- 企業への関心が薄いと感じられる
- 事前準備ができていない印象を与える
改善ポイント：
事前に企業研究をしていれば、必ず気になるポイントが見つかるはず。
「御社のキャリア支援制度について、もう少し詳しく伺えますか？」
「入社後の業務の進め方について具体的に知りたいです」など、前向きな質問で意欲を示しましょう。
NG回答その2：「御社の安定性に惹かれました」
「安定性が魅力」という気持ちは分かりますが、それだけでは志望理由としては弱く、汎用的な印象になってしまいます。
なぜNG？
- 他社にも言える内容で、志望度が伝わらない
- 変化に対する柔軟性が乏しい印象を与える可能性がある
改善ポイント：
安定性に加えて、「どんな部分に惹かれたのか」「どんな挑戦をしたいのか」まで語りましょう。
【例】「事業の安定性に加え、●●分野への新しい取り組みに積極的な点に魅力を感じました」など、成長意欲と絡めると効果的です。
NG回答その3：「なんでもやります！」
一見ポジティブな姿勢に見えるこのフレーズ。しかし、これだけだと具体性に欠け、「自分の考えがない人」と思われがちです。
なぜNG？
- 自分の強みや希望が見えない
- 受け身な姿勢に見える
改善ポイント：
「なんでもやる」というスタンスを伝えるなら、まずは興味のある領域や得意分野をはっきりさせること。
【例】「営業にも挑戦したいですが、マーケティングも学んで提案力を高めたいと考えています」など、“方向性”を持って伝えることが重要です。
NG回答その4：「御社が第一志望ではありません」
正直な回答は大切ですが、面接の場であえて第一志望でないことを伝えるのは逆効果。モチベーションや本気度を疑われてしまいます。
なぜNG？
- 「内定を出しても辞退されそう」と思われる
- 志望理由が薄く見えてしまう
改善ポイント：
他社も見ている場合でも、それをオープンにしすぎず「御社に惹かれた理由」にフォーカスしましょう。
【例】「他社も選考中ですが、御社の〇〇という点に強く惹かれ、最も興味を持っています」などがベターです。
NG回答その5：「前職では特に苦労したことはありません」
ポジティブなつもりでも、苦労話がゼロというのは不自然。人事は「その人の成長力」や「課題への向き合い方」を見ています。
なぜNG？
- リアリティに欠け、浅い印象を与える
- 自己分析ができていないと思われやすい
改善ポイント：
過去の困難を乗り越えた経験は、立派なアピールポイントです。
【例】「業務スピードについていけず悩んだ時期がありましたが、先輩のやり方を真似し、改善点をメモして克服しました」など、
『課題 → 行動 → 成果』の流れで伝えると、成長意欲や主体性が伝わります。
まとめ：面接では“自分の言葉”で伝えることが大切
面接での回答は、「どれだけ正しいか」よりも「どう伝わるか」が重要です。
NG回答に共通するのは、表面的で具体性がなく、ネガティブに捉えられがちな点です。
大切なのは、「自分の経験をベースに、前向きに、相手を意識して」話すこと。
今回紹介したNG回答と改善ポイントを参考に、あなたらしい伝え方を準備してみてくださいね。
