面接の最後に必ずといっていいほど聞かれる「逆質問」。
──あなたは、この質問に自信を持って答えられますか?
多くの求職者を見てきた中で、毎回フリーズしてしまったり、「特にありません…」と答えてしまったりする方が少なくありません。
でも実は、この“たった数分の逆質問”こそが、
- あなたの志望度や企業理解の深さ
- 入社後の活躍の可能性
- そして人柄や価値観
を面接官に強く印象づけられる重要なシーンなんです。
逆質問をうまく使える人は、それだけで面接の評価がワンランク上がります。
✅ 逆質問で何を聞けば「できる人」と思われる?
✅ 面接官が「うわ、それ聞く?」と思うNG質問って?
✅ 本当に評価される逆質問のコツとは?
この記事では、現役人事として数千人以上の面接に立ち会ってきた私が、実際に好印象だった逆質問5選と、避けるべきNG例をわかりやすく解説します。
「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる逆質問を、今日でマスターしましょう!
そもそも「逆質問」って何のためにあるの?
「逆質問」は単に疑問を解消する時間ではありません。
企業が逆質問で見ているポイントは主にこの2つです。
- 企業やポジションへの理解・志望度が高いか
- 価値観や考え方が自社とマッチしそうか
つまり、逆質問の中身次第で、
- 「ちゃんと調べてるな」「意欲があるな」
- 「一緒に働くイメージがわく」
といったポジティブな印象を与えることができるというわけです。
✅ 人事が「おっ!」と思うおすすめ逆質問5選
ここからは、実際に私が人事として「これは好印象だった!」と感じた逆質問を5つご紹介します。
このポジションで成果を出している方の共通点は何ですか?
目的:成果を出すイメージを具体化するため
この質問をされると、「成果を出すにはどうすればいいか」を自分なりに理解しようとしている=前向きな姿勢が伝わります。
人事の内心:「自分ごととして仕事を考えられるタイプだな」
チーム内の雰囲気や、コミュニケーションの取り方について教えてください
目的:職場の人間関係や文化を理解したい
働くうえで「誰と」「どんな風に」仕事を進めるのかは非常に重要。
この質問をすることで、ミスマッチを防ぎたい意識が伝わります。
人事の内心:「きちんと環境まで気にしている。長く働いてくれそう」
このポジションの直近の課題や、優先順位の高い業務は何ですか?
目的:リアルな業務内容・期待される役割の把握
課題や優先業務を聞くことで、その場しのぎではない“実務への理解”が伝わります。
人事の内心:「この人は“戦力になりたい”気持ちが強そう」
入社後、最初の3ヶ月で期待される成果や行動はどんなものですか?
目的:入社後のアクションプランを描くため
この質問ができる人は、入社後にどう動くかを意識している証拠です。
主体的に考え行動できる人材として高く評価されやすいです。
人事の内心:「段取りや初動の大切さを分かっているタイプだな」
今後このポジションやチームに求められる変化やチャレンジはありますか?
目的:将来の方向性・期待値を知るため
企業は変化のスピードが早くなっています。
この質問をすることで、柔軟に変化に対応できる人と印象づけられます。
人事の内心:「自分でキャリアをデザインできそうだな」
✅ 実は印象を下げるNG逆質問3選
続いて、評価が下がりやすいNG逆質問を紹介します。
× ホームページに載っている内容をそのまま聞く
NG理由:事前に調べていない印象を与えてしまう
例:「御社の理念について教えてください」→理念ページに書いてあることだと逆効果。
改善案:
「御社の理念の中で“〇〇”という部分に特に共感したのですが、現場でどのように実践されているか教えていただけますか?」
× 給与や残業、有給取得の可否ばかりを聞く
NG理由:条件面ばかり気にしていると思われる
特に1次面接の段階でこの話題ばかり出すと、志望動機が疑われます。
聞くなら最終面接やオファー面談がベター。
× 「特にありません」
NG理由:志望度が低く見える+準備不足と判断される
最低でも1つは聞く準備をしておきましょう。
どうしても思いつかない場合は「現場での〇〇について深掘りさせてください」と少しだけ視点をズラしてOK。
✅ 逆質問で印象をアップさせる3つのコツ
- 企業ごとに質問をカスタマイズする
テンプレそのままだと薄っぺらく見えます。 - 質問後のリアクション+一言コメント
ただ質問するだけでなく「なるほど、〇〇のようなイメージですね」と返せると◎ - 自分の志望理由やキャリアと絡めて質問する
例:「私が前職で重視していた○○に近いと感じたのですが…」
📌 まとめ|逆質問で「一緒に働きたい人」になろう
逆質問はただの時間稼ぎではなく、面接の中でも最後の印象を大きく左右する大チャンスです。
今日ご紹介したような質問を活用して、企業側に
- 「自社のことをちゃんと理解してるな」
- 「この人となら安心して一緒に働けそう」
と思ってもらえるようなやり取りをしていきましょう!
あなたの転職活動が成功しますように◎