「今の会社、なんか違うかも……」「もう辞めたい」
そんな思いを抱える新卒1年目の方、意外と多いんです。
とはいえ「まだ1年も経ってないのに転職なんてしていいの?」「第二新卒って不利じゃないの?」と悩む気持ちもよくわかります。
この記事では、現役人事の視点から、第二新卒が転職で成功する人と失敗する人の特徴をリアルに解説します。
後半では、第二新卒向けにおすすめの転職エージェントもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね◎
第二新卒ってそもそもどこまで?
「第二新卒」とは、新卒入社後1~3年程度で転職を考えている若手層を指します。
厚生労働省などの定義に明確な基準はありませんが、企業側は主に以下のような人材を「第二新卒」として扱います:
- 新卒で就職し、数か月~3年未満で退職・転職活動中の人
- 社会人経験が浅く、20代前半〜中盤の若手
「新卒1年目で辞めたらまずいかも…」と思うかもしれませんが、実は企業は第二新卒を歓迎しているケースも多いのです。
企業が第二新卒を歓迎する3つの理由
- ポテンシャルがある
新卒と違い、社会人としての基本マナーや業務の流れをある程度知っている点は、企業にとって大きなメリットです。 - 柔軟性がある
経験が浅い分、自社のやり方にすぐ馴染みやすく、教育のしやすさが評価されます。 - 採用コストが比較的安く済む
ミドル層よりも採用・教育コストが抑えられ、即戦力以上に「成長枠」として期待されます。
実際、多くの企業が「第二新卒歓迎」「未経験OK」の求人を出しています。
第二新卒の転職、成功する人・失敗する人の違い
✅ 成功する人の特徴
- 辞めた理由が明確
「自分にはこの環境が合っていなかった」「もっとこういう働き方をしたい」といった前向きな理由をしっかり伝えられる人。 - 自己分析ができている
自分の強み・弱み、やりたいことを理解し、次のキャリアの軸を語れる人。 - 転職理由が「逃げ」ではない
人間関係などの不満だけでなく、「こういう環境で成長したい」というビジョンを持っている。
❌ 失敗する人の特徴
- なんとなく辞めた
「合わなかったから」「とりあえず辞めた」などの漠然とした理由では、採用側にネガティブに映ってしまいます。 - 転職活動が自己流
書類や面接のノウハウがないまま進めると、ミスマッチを繰り返す恐れがあります。 - 企業選びが雑
転職活動の軸がなく、「とにかく早く辞めたい」という思いで次を決めてしまうのはNG。
「辞めたい」けど不安…第二新卒が転職で気をつけるべきこと
自己分析は入念に
第二新卒の転職は「やり直し」ではなく「軌道修正」。
自分が何を大事にしたいか、どんな働き方をしたいかを明確にしておくことが重要です。
面接では「辞めた理由」を丁寧に
短期離職をポジティブに伝えるには、「気づき→次への決意」という流れが効果的です。
例:「〇〇に気づき、△△な環境で挑戦したいと考えるようになりました」
転職エージェントをうまく活用する
自己分析の手伝いや、企業選びのアドバイス、面接対策までサポートしてくれるのが第二新卒向けの転職エージェントです。
一人で悩まず、プロの手を借りることで転職の成功確率はぐっと高まります。
第二新卒におすすめの転職エージェント
ここからは、第二新卒の方に特におすすめの転職エージェントをご紹介します。
Re就活エージェント
転職エージェント20代登録比率No.1の実績を持つ、メジャーなエージェント。
なんと担当アドバイザーの約80%は、第二新卒で転職した経験を持つそうです。連絡ツールがLINEなのも、使いやすくて◎
第二新卒・既卒・フリーター向け|20代向け転職エージェント【Re就活エージェント】
第二新卒エージェントneo
その名の通り、第二新卒に特化したサポートが特徴。
第二新卒向けの非公開求人が豊富で、面接対策も丁寧にしてくれると評判です。
UZUZ(ウズウズ)キャリアサポート
第二新卒や既卒、フリーターなどの転職に強みを持つエージェント。
ブラック企業を徹底排除しているので、利用者としては安心ですよね。
リクルートエージェント
業界最大手の転職エージェント。
過去の実績から積み上げられた多数のノウハウを持っているので、はじめての転職活動を1から支えてくれます。
まとめ|新卒1年目での転職は「早い」ではなく「正直」な選択
「すぐに辞めたらダメ」「我慢が足りない」と言われることもありますが、
自分の気持ちに正直に向き合い、行動することは立派な選択です。
大切なのは、「何がしたいか」「どんな働き方が合うか」を見つめ直し、
そのうえで納得のいく転職活動をすること。
あなたの一歩が、後悔のないキャリアにつながることを願っています。