【人事が本音で語る】この人、絶対通したい!と思う瞬間とは?

人事が「通したい!」と思う応募者の特徴 書類選考
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採用の現場にいると、毎回のように感じることがあります。それは、「この人、絶対通したい!」と思える応募者に出会う瞬間があるということ。

履歴書・職務経歴書・面接…様々な場面で、応募者の魅力が伝わってくると、私たち人事は「この人を逃したくない!」という気持ちになります。

本記事では、実際の採用経験をもとに、人事が惹きつけられる応募者の共通点や、「この人は通したい!」と思う決定打を詳しく紹介します。

「この人、通したい!」と思う応募者の共通点とは?

選考を進めていると、自然と「この人はきっと内定を出したい」と感じる人がいます。

それには、いくつかの共通した特徴があります。

自分の言葉で語れている

テンプレのような志望動機や自己PRではなく、自分の経験や価値観をもとに言葉を紡げている人は、印象に残りやすいです。

たとえば、

「私が御社を志望したのは、過去に〇〇という経験を通じて、□□の重要性を感じたからです」
「前職での△△の経験が、御社の◇◇に活かせると考えています」

このように、自分の過去と志望先の未来を結びつける話ができると、ぐっと心をつかまれます。

調べている“質”が高い

企業研究を「しているかどうか」だけでなく、“どれだけ深く調べているか”がポイント。

たとえば「HPを見て…」という話ではなく、「IR情報やプレスリリースを見て感じたこと」「実際のプロダクトを触ってみた感想」など、熱意と理解の深さが伝わると強い印象を残します。

会話のキャッチボールができる

面接はプレゼンの場ではなく、コミュニケーションの場です。

こちらの質問の意図を汲みながら回答できたり、逆質問で本質的な疑問をぶつけてきたりすると、「一緒に働くイメージ」が一気に湧きます。
緊張して堅くなりがりな面接ですが、できるだけリラックスして、面接官とのコミュニケーションを意識してみてください。

謙虚さと前向きさを兼ね備えている

何でも「できます!」と言い切るのではなく、「まだ未熟なのでこれから学びたい」「その点は今後磨いていきたい」という謙虚な姿勢を持ちながらも、前向きな成長意欲を感じる人には、ポテンシャルを感じます。

人事が“通したくなる”瞬間TOP3

では、どんな場面で「この人は通したい」と思うのか?
私の経験から、特に印象に残っている3つの瞬間を紹介します。

志望理由に“リアルな接点”があるとき

「HPに書いてあったから」ではなく、「実際にこのプロダクトを使っていて〜」「知人がこの業界で働いていて〜」など、自分の体験ベースで話してくれる志望動機は、何よりも響きます。

→この人、ちゃんと会社のことを見てくれている。そう思えると、「通したい!」という気持ちが自然と湧いてきます。

こちらの質問に“考えて答えてくれる”とき

想定外の質問にも動じず、自分の言葉で丁寧に考えて答えてくれると、「この人は一緒に向き合えるタイプだな」と感じます。

企業側はテンプレのような完璧な答えを求めていません。あなたの言葉であなたの考えを教えてほしいんです。
考える姿勢、誠実な態度が信頼につながります。

「一緒に働く」イメージが湧いたとき

面接中のやり取りを通じて、「あ、この人が社内にいたら頼もしいな」と思えると、その場で評価がグッと上がります。

これは、スキル+コミュニケーション+人柄が合わさったときに起こる感覚です。
どれだけスキルや経験を持っていても、一緒に働きたくない人は採用できません。

「惜しい…」と思う人の特徴と改善ポイント

逆に、あと一歩だった人たちにも共通点があります。

・志望動機が浅い

「どこの会社でも言えそう」な言葉だけでは、気持ちは伝わりません。
この会社でなくてはならない理由を言語化しましょう。

・受け身すぎる

質問に一問一答のように答えるだけだと、コミュニケーションが一方通行で「一緒に働くイメージ」が湧きにくいです。
会話を楽しむ姿勢を意識して!

・自己主張が強すぎる

「自分はこんなことができます!」ばかりだと、「協調性は大丈夫かな?」と不安に。
「会社にどう役立てるか」を軸に話すと印象アップ!

面接官の心理を知ると選考に強くなる

「通したい」と思うのは、決して甘い評価ではなく、その人の総合力に対しての期待です。

そして多くの場合、評価を左右するのは「人柄」や「姿勢」だったりします。

完璧なスキルがなくても、

  • 伝え方に誠実さがある
  • 相手目線で話せる
  • ポテンシャルと熱意がある

このような要素があると、面接官の心は動きます。

まとめ|「通したい人」になるために

この記事の内容を最後にまとめます。

  • テンプレではなく「自分の言葉」で語る
  • 企業研究の“質”を上げる
  • 面接の会話をキャッチボールとして楽しむ
  • 自分の経験を、会社への貢献に結びつけて語る
  • 人柄や姿勢が伝わるコミュニケーションを心がける

選考は減点方式ではありません。「この人、通したい!」と面接官が心を動かされたとき、内定はぐっと近づきます。

一つひとつの選考に誠実に向き合い、「一緒に働きたいと思われる自分」を意識してみてくださいね。

応援しています!


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