人事がこっそり見ている履歴書のチェックポイント|内容より●●が大事?

履歴書の印象を良くする方法 書類選考
記事内に広告(PR)が含まれています。

転職活動において「履歴書」は必須の提出書類ですが、多くの方が「どれも似たようなもの」「とりあえず形式を整えて提出すればOK」と考えがちです。
しかし、実際に採用現場で履歴書を見ていると、書き方や細かな部分から、その人の“仕事への姿勢”や“性格”がにじみ出ているんです!

この記事では、現役の人事として日々多くの応募書類を見てきた筆者が、「実はここを見ている!」という履歴書のチェックポイントを解説します。
人事目線を知ることで、他の応募者と一歩差をつけましょう◎

パッと見で差がつく!レイアウト・余白の印象

履歴書を開いてまず目に入るのは「全体のレイアウトと余白バランス」です。文字がギュウギュウに詰まりすぎていたり、逆にスカスカで空白が多すぎたりするだけで、与える印象は大きく変わります。

特に多いのが「詰め込みすぎタイプ」。アピールポイントをたくさん書きたい気持ちは分かりますが、1番アピールしたいことや、結論までが長い文章を読む側からすると、「読みづらい」「簡潔にまとめる力が無さそう」という印象になることも。
一方で空白が目立つ履歴書は「やる気が感じられない」「自己分析が甘い」と判断されがちです。

理想は、程よい余白を保ちつつ、見やすい配置になっている履歴書。これだけで「読みやすい=読み手のことも考えられる丁寧な人」という好印象に繋がります。

誤字・脱字だけじゃない!「言葉の選び方」で伝わる本音

誤字・脱字チェックは基本中の基本。しかし、人事が見ているのはそれだけではありません。内容の“言葉の選び方”にも注目しています。

たとえば、志望動機や自己PRで「〜したいと思っています」という表現ばかりが並んでいると、「希望や願望ばかりで、具体性に欠けるな」と感じてしまいます。
逆に「〜できると考えています」「〜を意識してきました」といった具体的・過去ベースの言葉は説得力があり、信頼感を持たれやすくなります。

また、文章が長すぎる・同じ語尾ばかり繰り返しているなど、文章のクセにも注意。人事は文章の“リズム”や“思考の整理具合”から、応募者の論理性や伝達力を見ています。

文章力に不安がある人は、転職エージェントに添削してもらうなど、周りの力を借りてみましょう。

写真の印象は意外と記憶に残る

履歴書の中でも、意外と記憶に残りやすいのが「証明写真」です。採用に直結しないように思われがちですが、写真から伝わる印象で“人となり”を感じ取ることがよくあります。

例えば、写真のサイズが合っていない、ズレて貼られている、画質が粗い、自撮りっぽい、背景がごちゃごちゃしているなど、ちょっとした見た目の乱れは「細かい部分に気を配れないガサツな印象」と見られることも。

逆に、スーツをしっかり着こなし、明るすぎず暗すぎない表情で撮られた写真は、それだけで「きちんと準備している」とポジティブに映ります。だから、証明写真の撮影は断然写真スタジオがおすすめです。(筆者も、就職活動・転職活動の写真撮影は写真スタジオを利用しました)

現在、「カメラのキタムラ」では撮影料金が割引になるクーポンが配布されています。
日本全国に店舗があり、最短10分で撮影完了できるので、忙しい転職活動の合間にも利用できますよ◎

職歴の書き方に性格が出る

職務経歴欄では、実績や業務内容だけでなく、「どういう書き方をしているか」も人事はチェックしています。

よくあるのが、「箇条書きにして読みやすくまとめている人」と「だらだら文章で書いている人」の違い。前者は読みやすく整理されており、「この人は仕事でも要点をまとめるのが上手そう」とプラス評価されやすいです。

また、成果が書かれていない場合、「ただ仕事をこなしてきただけ?」と思われることもあるため、「前年比●%アップ」や「●件のプロジェクトに関与」などの具体的な数字を入れてあげると、説得力がグッと増します。

人事が「おっ」と思う+αポイント

実は人事の印象に残りやすいのが、「履歴書の余白でちょっと光る部分」。たとえば以下のようなポイントは、地味ながら「お、この人は一味違う」と感じさせることがあります。

  • 自己PRに“数字”や“成果事例”を具体的に書いている
  • 趣味・特技欄に、面接で会話が広がりそうなネタがある
  • 志望動機が「御社の理念に共感しました」だけでなく、自分の経験と結びついている

特に趣味・特技欄は、あなどれません。実際に私が見ていた候補者で、役員面接で役員と同じ趣味だと分かり、面接が大盛り上がり。
役員面接はガチガチに緊張して思うように話せない候補者もいる中、その人は素に近いリラックスした状態で面接を受けられたことで、人柄や価値観が会社にマッチすると判断され、無事内定となったケースもありました。

すべての情報が採用に直結するわけではないですが、ちょっとした記載の工夫で人事の目に留まる確率は確実に上がります。

まとめ|履歴書は“印象戦略”で差がつく

履歴書は単なる書類ではなく、「あなた自身の第一印象をつくる大切なツール」です。内容も大切ですが、それ以上に「どう書くか」「どう見えるか」で、人事の印象は大きく左右されます。

今回ご紹介したポイントは、どれも今日から改善できる内容ばかりです。細部へのこだわりが、あなたの印象を一段引き上げ、書類選考通過率をアップさせることにつながるかもしれません。

履歴書は、あなたを“面接へ連れていくチケット”。大切に、そして戦略的に仕上げていきましょう。




タイトルとURLをコピーしました