「仕事は嫌いじゃない。でも、職場に行くのがしんどい」
そんなふうに感じたことがある人は、きっと少なくないと思います。
私もその一人でした。
やりがいのある仕事で、ある程度評価もされていた。
でも、毎朝目が覚めると、心が重たい。
満員電車に揺られながら「今日もまた始まるのか…」と、ため息ばかりついていました。
今回は、そんな私が転職を経験して気づいた、
「仕事は好き。でも職場がしんどい」その違和感の正体について、お話しします。
しんどさの正体は「仕事内容」じゃなく「環境」だった
当時の私は、「仕事内容が好きなのに、なんでこんなに疲れるんだろう」と自分でも不思議でした。
でも、冷静に振り返ってみると、しんどさの原因は“仕事”そのものではなく、
「職場の空気感」や「人間関係」、「働く環境」だったんです。
たとえば、
- 一方通行の指示ばかりで会話にならない上司
- 誰もフォローし合わないギスギスしたチーム
- 声の大きい人だけが評価されるカルチャー
そんな毎日に、じわじわと心がすり減っていったんですよね。
仕事内容は好きでも、「誰と・どんな空気の中で・どう働くか」って、想像以上に大事なんだと気づきました。
「自分が弱いだけなのかも」と思っていた過去
正直なところ、当時の私は「こんなことでしんどいと思う私が弱いのかな」と悩んでいました。
周りの人は文句も言わずに働いている。
それなのに、自分だけが違和感を感じている気がして、なんだか情けないような気もしていたんです。
でも、今思えばそれは違いました。
私が弱いんじゃなくて、「その職場と合っていなかった」だけなんです。
誰かが平気な環境でも、自分には合わないことってあります。
「適応しなきゃ」と無理をするより、「自分に合う場所を探そう」と思うことのほうが、ずっと健全だと今は思います。
転職して気づいた「普通に働けるって、ありがたい」
そんな日々を経て、私は転職を決意しました。
大きな挑戦ではありましたが、今の職場に移ってからは本当に「働くことが楽しい」と思えるようになりました。
今も仕事は忙しいです。
でも、変わったのは「精神的なしんどさ」でした。
- 相談すればちゃんと耳を傾けてくれる上司
- お互いにフォローし合える同僚
- 頑張りが言葉で伝わってくる社風
「自分が自分らしく働ける場所」に出会えたことで、初めて「あぁ、前の職場は無理してたんだな」と気づいたんです。
「辞めたいわけじゃないけど、辞めたくなる」それ、サインかも
「仕事は好きだけど、辞めたくなる」って、不思議な感覚ですよね。
でも、それは心や体が出しているSOSかもしれません。
・朝になると気持ちが重たい
・帰宅しても仕事のことで頭がいっぱい
・休日も職場のことを考えてしまう
そんなサインが出ていたら、それは立派な“転職のきっかけ”だと思います。
「好きな仕事だから辞めちゃいけない」
「やりがいがあるから我慢しなきゃ」
そんなふうに自分を縛ってしまう人ほど、しんどさに気づくのが遅れてしまうんです。
あなたがしんどくない職場は、きっとある
私が転職して思ったのは、「世の中には、ちゃんと自分に合う職場がある」ということ。
もちろん、どんな職場にも大変なことはあるけど、
「人間関係で疲れない」「ちゃんと気持ちが通じる」そんな環境もちゃんと存在しています。
今の職場しか知らないと、「どこも一緒だよ」と思いがちです。
でも、ほんの少し視野を広げてみると、「こんな場所もあるんだ」と思える選択肢は意外と多い。
「仕事が好き」なあなたにこそ、
その情熱をすり減らさずに働ける場所がきっとあると思います。
まとめ:仕事が好きなら、なおさら「無理しない環境」で
私は、仕事が好きだからこそ、自分に合わない職場で無理をしてしまっていました。
でも、今ならはっきり言えます。
「自分がすり減らない環境を選ぶこと」は、逃げじゃない。
仕事が好きなら、その気持ちを大切にできる場所で働いてほしい。
心から、そう思います。
同じように「仕事は好き。でも職場がしんどい」と感じている人がいたら、
一度立ち止まって、「環境を変える」という選択肢を持ってみてください。
あなたの“しんどくない毎日”は、きっとあります。
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